パナマとスペシャルティコーヒーの関係 〜その1〜

今回は、パナマ運河やニュースでパナマ文書など聞く中米パナマ共和国とスペシャルティコーヒーの関係について3回に分けてお話ししていきたいと思います。
第1回目の内容は、

[目次]
1,パナマとは?
2,パナマのコーヒーとは?
3,パナマの生産者や地域産業と価格の関係

1,パナマとは?

パナマ(パナマ共和国)は1821年にスペインの植民地支配から独立した国です。人口が約400万人を有し、日本では神奈川県の横浜市が約370万人(2018年現在)と言われているので横浜市の人口より少し多い規模の人口の国ですね。大陸は西にコスタリカと東にコロンビアに挟まれており横に長い地形が特徴です。主にコスタリカ寄りの「チリキ県」、中部「ベラグアス県」と「コクレ県」がコーヒーの生産地域として有名です。

2,パナマのコーヒーとは?

パナマにコーヒーがもたらされたのは、19世紀初頭頃でヨーロッパから来た入植者によるものと考えられています。もともとは、生産量も低く品質も著しく無かったのですが、局地的な気象条件が多く存在し、熟練した熱心な生産者が多いことから、現在はパナマ産の高品質コーヒーに、スペシャルティコーヒー業界へ注目が集まっています。また、パナマ国内のトレーサビリティー(追跡)のレベルが非常に高くコーヒーの大半は特定の農園まで生産履歴をたどることができます。さらに、その農家内で個別の品種や加工方法等の細かな情報も明確にできることもあります。このトレーサビリティーのレベルの高さもパナマコーヒーの成長の一助を担っていることと考えられます。

3,パナマの生産者や地域産業と価格の関係

パナマのコーヒーは、前述でもあったように熟練した生産者が品質向上に熱心な為、希望価格も高騰しがちです。その他にも土地の需要が高い為、コーヒー農地を外国人居住者のために販売することも有りパナマコーヒーの希少価値が上がる要因ともなります。物価が安く美しい自然が残るパナマに居を構えたいと北米の人々が移り住んできています。また、労働法の関係から他国と比べコーヒーの実を摘む労働者に高い賃金を支払う傾向があるため全体的に価格が上がりやすいとも言われております。

今回は、パナマとパナマコーヒーについての全体像をお話ししました。
次回は、パナマコーヒーがスペシャルティコーヒーとして世界に名を広げ衝撃を与えたお話をしたいと思います。

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