現在スペシャルティコーヒーを栽培しているところが世界各国に沢山あります。そこで、BUCKLE COFFEEでは沢山ある生産国から一国をピックアップして紹介したいと思います。今回は「マラウイ共和国」のコーヒーについてです。
- マラウイコーヒーの主な「生産地域について」
- マラウイで栽培されているコーヒーの「格付けについて」
- マラウイで栽培されているコーヒーの「品種について」
- マラウイコーヒーについての「まとめ」
1. マラウイの主な「生産地域について」
マラウイ共和国は北・北西はタンザニア、東・南・南西はモザンビーク、西はザンビアと国境を接しています。マラウイの主な生産地域は「チティバ県」、「ルンフィ県」、「北ビフィヤ」、「南東ムジンバ」、「ヌカタ・ベイ高原」です。その中でもチティバでは規模の大きいミスクヒルズ農業協同組合の拠点があり、コーヒーの生産が最も盛んな地域です。他にもルンフィ(北部)などは小中規模の農協が複数あり、高品質なスペシャルティコーヒーを生み出しています。
2. マラウイで栽培されているコーヒーの「格付けについて」
格付けは、①豆の大きさ(19/64〜16/64)と、②規格(品質)に分けられます。
①スクリーン(豆の大きさ)S19+(アップ)~S16+(アップ)
②規格は左から高品質なAAA→AA→ABとなります。
上記はあくまで格付けになります。風味等は地域や環境、土壌によって変化しますので先入観をなくして様々なコーヒーを飲んでみて下さい。
3. マラウイで栽培されているコーヒーの「品種について」
主な栽培品種は①「S アガロ」、②「ゲイシャ」、③「カティモール」、④「ムンド・ノーボ」、⑤「カトゥーラ」です。
① S アガロ… マラウイのコーヒー研究所で働いていたモイド A.シディギ博士によりエチオピアから持ち込まれて、研究された品種です。さび病や土壌真菌に強い抵抗力のあるコーヒーの木から選別されたものです。
② ゲイシャ… エチオピア起源の非常に珍しい野生品種です。収量は低いがすばらしい風味がある。近年では中南米のコロンビアやコスタリカ、グアテマラでも栽培を始めるようになってきました。
③ カティモール… ハイブリッドティモール(アラビカ種とカネフォラ種の交配種)とカトゥーラの交配種で、さび病に耐性があります。
④ ムンド・ノーボ… ティピカ(原種)の突然変異種とブルボンの交配種で収量が高く、ブラジルの主要な栽培品種です。
⑤ カトゥーラ… ブラジルで発見されたブルボンの突然変異種です。収量が高く、中米の主要品種になっています。
4. マラウイコーヒーについての「まとめ」
① 生産量は多くないですがマラウイはコーヒー栽培の環境に恵まれていて、高品質なスペシャルティコーヒーを生み出しています。
② 日本ではあまり出回っていないので、マラウイのスペシャルティコーヒーは店頭で見かけたら「買い」です。
③ 希少性のある「ゲイシャ」が栽培されているので、発展していけば収量も増えて日本でもマラウイ産のゲイシャが飲める可能性がありそうです。
今回はスペシャルティコーヒーの生産国「マラウイ共和国」を紹介しました。BUCKLE COFFEEではこれからもスペシャルティコーヒーを生産している素晴らしい国々を紹介していきます。
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